#author("2022-10-24T15:58:09+09:00","default:ys","ys")
*令和4年度卒業研究配属のページ [#j871b469]
#author("2023-10-24T17:11:25+09:00","default:ys","ys")
*令和5年度卒業研究配属のページ [#j871b469]
**面談希望を出す前に [#w0212bfa]
まずは,以下のページをみて,この研究室の指導方針や研究テーマの概要をつかんでください.
-[[全般的な研究分野,問題意識>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/]]
-[[指導方針など>jLab]]
-[[過去の学位論文>jThesis]]
-現在進行中の卒業研究テーマ
++音のタイミングが和音の音色知覚に与える影響(ピアノの打鍵タイミングをコントロールすることで音色はどう変わるのか)
++MEMS力センサを組み込んだ実験用ヴァイオリンの製作(演奏中に楽器本体や弓にはどのような力がかかっているか)
++MEMS力センサを組み込んだ実験用ピアノの製作(演奏中にピアノ鍵盤にはどのような力がかかっているか)
++運動制御における注視点の特性とその機能的意味の理解(ポールパランス課題を行うとき人はどこを見るのか,なぜそこを見るのか)
++クラシックバレエにおける音楽と動作の時間的関係性(ダンサーは動作のどのようなポイントを音楽の拍に同期させているか)

-現在進行中の大学院研究テーマ
++演奏指揮における時間情報伝達メカニズム(奏者は指揮者の動きの何を手がかりにして楽器を鳴らす動作のタイミングを決めるのか)
++力感をはじめとする身体知覚の計算モデル(「力感」はどのようにしてもたらされるのか)
++仮想的身体知覚に基づく教示が竹刀の素振り動作に与える影響(右手の力を抜くにはどういった教示をすればよいか)
++ヒトの身体知覚と他者との関係性(武術的な身体操作の特色はどこにあるのか)
++MEMS力センサを組み込んだヴァイオリンを用いた演奏技能の解明(ヴァイオリニストは左手の指をどのように使っているのか)
++MEMS力センサを組み込んだピアノを用いた演奏技能の解明(ピアニストは鍵盤にどのような力を加えているのか)
++演奏指揮における時間情報伝達メカニズム(奏者は指揮動作の何を手がかりにして楽器を鳴らすタイミングを決めるのか)
++主観的目標に基づく運動技能習得の計算モデル(さまざまな感覚手がかりを探索しながら運動技能を向上させる仕組み)
++武術における主観的な構えと動作の関係性
++Bayesモデルを用いた時間生成のモデル

-[[対外発表した論文・学会発表リスト>jPublication]]
-[[論文・学会発表リスト>jPublication]]

**想定している卒業研究のテーマ [#u6821f54]
研究テーマは大きく以下の二つです.
-身体技能の遂行・習得に関わるヒトの感覚・知覚・認知・運動メカニズム
-上記メカニズムを踏まえた身体技能の習得支援システムの構築

なお,''身体技能として想定している題材は楽器演奏,ダンス,武術,職人技などのアート関係の技芸''で,スポーツや競技種目は対象としていません.研究では,実際の技能動作を対象とすることもありますし,それらを単純化・抽象化した動作や現象を対象とすることもあります.
なお,''身体技能として想定している題材は楽器演奏,ダンス,武術,職人技などの技芸''で,競技スポーツは対象としていません.研究では,リアリスティックな場面を対象とすることもありますが,それらを単純化・抽象化した動作や現象を対象とすることが多いです.

自分自身がこれらの身体技能に秀でている必要はありませんが,少なくとも,''人間の身体や脳の仕組みに興味をもっていることは必要''です.ヒトがどういう仕組みで動いているか,どうすれば自身の能力を最大限に引き出せるのかといった問題意識をもっている学生を歓迎します.
自分自身がこれらの身体技能に秀でている必要はありませんが,少なくとも,''人間の身体や脳の仕組みに興味をもっていることは必要''です.自分自身がどういう仕組みで動いているか,自分はどうしてこのような知覚を得たのか/どうやって身体を動かしたのか,どうすれば自身の能力を引き出せるのかといった問題意識をもっている学生を歓迎します.

**関連研究の研究会資料 [#e66f4a53]
上記テーマに関連する最近の日本語発表文献を以下に挙げておきます.
-注意の働き,概念モデル
--[[課題に対する捉え方の違いが身体運動に与える影響>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/jcss2020_hatano.pdf]]
--[[情報フィードバックの有効性を手がかりとした身体技能遂行過程の理解>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/jcss2019_feedback.pdf]]
--[[「意識の働き」を組み込んだ感覚運動制御の計算モデル>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/jcss2018_conscious.pdf]]
--[[剣道の素振りにおける主観的な捉え方の影響>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2021-53.pdf]]
-センサ組み込みピアノ
-センサ組み込みピアノ・ヴァイオリン
--[[ヴァイオリン指板圧計測システムの構築>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/HI2023-6.pdf]]
--[[ピアノ演奏におけるペダリング可視化>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/jcss2020_pedal.pdf]]
--[[演奏情報のオンラインフィードバックによるピアノ練習支援システム>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2019-82.pdf]]
--[[ピアノ演奏における黒鍵接触タイミングの分析>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2019-80.pdf]]
-音色の知覚
--[[構成音の立ち上がりのずれが和音の音色に与える影響>>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/HI2023-7.pdf]]
-時間知覚・生成関係
--[[リズムパタンがテンポ維持に与える影響>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2017-78.pdf]]
-演奏指揮関係
--[[演奏指揮における身体動作の解析>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2020-58.pdf]]
-ダンス関係
--[[クラシックバレエの巧さ判断を左右する運動学的要素>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2020-60.pdf]]
--[[ストリートダンスにおける身体運動とビートの時間的関係性>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2019-81.pdf]]
--[[音楽と身体運動の同期性知覚>https://human-informatics.jp/wiki/sakaguchi/attach/NC2017-79.pdf]]

**面談の申しこみ [#c521e23c]
面談を希望する学生はgoogle classroom クラスコード[[l4xzem7>https://classroom.google.com/c/NTU4OTA2NDA5MTc4?cjc=l4xzem7]]の課題に設定してあるgoogle formを使って面談を申し込んでください.追って,面談の日時を連絡します.面談期間は11月7日から25日までを想定しています.
面談を希望する学生はgoogle classroom クラスコード[[3nocrpt>https://classroom.google.com/c/NjMyOTUxNzk1MTg2?cjc=3nocrpt]]の課題に設定してあるgoogle formを使って面談を申し込んでください.追って,面談の日時を連絡します.面談期間は11月13日から27日までを想定しています.