#author("2019-03-04T19:28:15+09:00","default:admin","admin")
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&size(32){''第2回 「音楽と脳研究会」のご案内''};

*スケジュール [#ia5df1d2]
''日時''  平成30年3月8日(金) 19:00~21:00~
''会場''  電気通信大学 西10号館2F 大会議室; (地図は[[こちら>http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/]])~

*発表者 [#zbbdb06b]
岡田昌大(九州大学)

*内容 [#fe46c862]
''周波数引き込み現象から見たパイプオルガン職人''

パイプオルガンはその起源を紀元前2世紀までさかのぼることができ,長い歴史の中で洗練されてきた楽器である.非常に多くのパイプ(オルガンパイプ)から構成され,演奏される際には複数のパイプが同時に鳴り,倍音を重ね合うことで様々な音色を生み出す.このとき,隣接したオルガンパイプは相互に音響的に結合し,場合によっては各々のパイプの発音周波数を変化させてしまうほどの影響を与える.このような現象は,レイリーによって古くから知られていたが,未だにその詳細は解明されていない.パイプオルガンは職人(ビルダ)によって製作され,それは芸術作品と言っても過言ではない.しかしながら,多くのパイプオルガンには共通した規則的な構造があるように発表者は感じている.これは先述した音響的な結合ができるだけ弱まるように,ビルダが経験に基づいて設計した結果ではないかと考えている.本稿では,そのようなビルダが感じている何かを探るため,話題提供や問題紹介を行う.



 

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