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&size(32){''第14回 関東「音楽と脳勉強会」のご案内''};

*スケジュール [#t47db6ae]
''日時''  平成27年6月26日(金) 19:00~20:00
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''会場''  電気通信大学 西10号館2F 大会議室 (地図は[[こちら>http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/]])~

*発表者 [#d58b6793]
佐藤 多加之(理化学研究所)

*発表内容 [#if6ddb87]
''聴覚皮質における全体的な構造と局所的な構造''
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簡単な自己紹介および現在行っている研究の説明をした後、大脳皮質聴覚野の機能構造に関するレビュー論文の解説を行う。この論文では齧歯類の聴覚皮質を中心に、音情報を処理するための周波数地図と個々の神経細胞の特徴周波数の関係を議論している。神経細胞の活動を記録するための様々な計測技術についても概説する。

''参考文献''
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[[Local versus global scales of organization in auditory cortex, Patrick O. Kanold, Israel Nelken, Daniel B. Polley, Trends in Neuroscience, 37, 502 (2014)>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166223614001003]]

*参加報告 [#k24cebf8]
哺乳類の聴皮質には,トノトピーと呼ばれる周波数局在構造が存在することが,これまでに知られてきました.しかしながら近年,二光子顕微鏡によるマウス聴皮質の高分解能計測により,末梢からの入力層である4層では,従来と同様のトノトピーが存在する一方で,2/3層では,個々の神経細胞の特徴周波数に,比較的大きなばらつきがあることが明らかになりました.こうした層ごとのトノトピー構造の違いは,視覚野よりも聴覚野で顕著にみられており,例えば,聴覚オブジェクトの抽出と言った,聴覚ならではの情報処理解明の手掛かりとなる事が期待されます。(白松(磯口)知世)

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