#norelated &size(32){''第2回 関東「音楽と脳勉強会」のご案内''}; *スケジュール [#h871d646] ''日時'' 平成26年6月6日(金) 19:00~21:00 &br; ''会場'' 電気通信大学 西10号館2F 大会議室 (地図は[[こちら>http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/]])~ *発表者 [#e3210502] 白松(磯口)知世 さん (東京大学) *発表内容 [#t895f2c7] 和音の質感に対する,聴皮質の情報表現 &br; ''概要'' &br; 音には,様々な質感,つまり音の周波数構造のカテゴリが存在する.例えば,二音和音の多くは,音の周波数比によって,協和音,不協和音といった質感をもつ.また,三音和音の一部は,長三和音,短三和音と呼ばれ,それぞれ長調,短調といった特定の調性と深く関わる.本研究では,聴皮質の定常的な神経活動が,二音和音の協和度や三音和音の調性を表現しているかを調べた.具体的には,動物モデルとしてラットを用い,和音提示中の聴皮質の神経活動の位相同期度(phase locking value; PLV)を調べた.その結果,協和音と不協和音で,また,長三和音と短三和音で,聴皮質が異なる位相同期を示した.これらの結果から,聴皮質内の位相同期は,和音の質感を表現していると考える.