#norelated

&size(32){''第16回 関東「音楽と脳勉強会」のご案内''};

*スケジュール [#ye6834b9]
''日時''  平成27年8月28日(金) 19:00~20:00
&br;
''会場''  電気通信大学 西10号館2F 大会議室 (地図は[[こちら>http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/]])~

*発表者 [#n505e282]
岡崎 聡(千葉大学)

*発表内容 [#x60dda20]
''2純音の同時性知覚—周波数距離の関数として—''
&br;
2つの純音がどれだけの時間差を持つ時に非同時と知覚されるかは未だ不明である。本発表では,まず,知覚的な同時性の測定を妨げてきた要因として,同時性判断の多義性を指摘する。次に,2音の知覚的な同時性の時間幅と,2音間の周波数距離の量的な関係を報告し,この関係を蝸牛基底膜振動および聴神経の発火パターンを用いて説明する。最後に,本研究が提唱する説明の妥当性を確認するために行った検証実験の結果を報告する。




//''参考文献''


//*参加報告
*参加報告 [#v66e31c6]
今回の発表は,岡崎氏が自身で行ってきた同時性知覚に関する研究の紹介であった.心理物理実験によるアプローチを用いて,岡崎氏が指摘する「同時性判断の多義性」,すなわち「2音が融合して1音に知覚される同時」と「2音が分離して知覚される非同時」と,その間に存在する「2音が完全に分離して知覚される同時」について,検証していた.また,2音の知覚的な同時性の時間幅を2音の周波数距離の関数として表現することで,同時性判断が,どのような聴覚メカニズムによって生じる知覚であるのかを検証していた.メカニズムについては,今後も検討されていくとのことであった.根気の必要な実験であると思うが,非常に丁寧に検証されており,さらなる発展が期待される内容であった.(饗庭絵里子)
新規作成編集コピー名前の変更アップロード添付ファイル一覧バックアップ