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&size(32){''第８回セミナーのご案内''};

*スケジュール [#c8153565]
''日時''　　平成２７年６月３日（水）　１７：００～１９：００~
''会場''　　電気通信大学 西１０号館２Ｆ　大会議室　（[[アクセス>http://www.uec.ac.jp/about/profile/access/]]）．~
''参加費''　無料（事前登録不要）~

*プログラム [#m0136623]
招待講演 

''鈴木和秀 先生　（Recording Engineer（Classical Music） ）''

''「藝術音楽の録音における音楽の再現を巡って -  録音技術の役割とその課題  -」''

*講演要旨 [#vcc52714]

藝術音楽(クラシック音楽)では，ホール，教会等，響きの豊かな広い空間で生演奏を聴く形態が伝統的に確立され，基準となっている。録音では，この基準を踏まえ，科学的な手段を用いて録音技術により，様々な再生環境で作品，演奏が的確に伝わるよう，物理量の制御による藝術的価値の再創造が行われている。しかし，録音技術は，制作者の美意識に依存するため，その運用次第では音楽的価値を損なう危険性がある等，音楽の再現を巡って様々な課題を抱えている。本講演では，録音の歴史における技術の発達と音楽との関係を踏まえ，藝術音楽の録音制作を概観し，演奏・録音環境及び録音技術と音楽の再現との関わり，その課題について取り上げる。
そして，これまでの研究で行った様々な録音実験による音源及び優れたCD等を紹介しながら，録音における音楽表現の可能性とそのあり方を考える。