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&size(32){''第2回セミナーのご案内''};

&color(tomato){本講演会は終了いたしました};

*スケジュール [#x2cbdecf]
''日時''  平成26年2月28日(金) 15:00~17:00~
''会場''  電気通信大学西10号館2F 大会議室 (左記会場アクセスをご覧下さい).~
''参加費'' 無料(事前登録不要)~

*プログラム [#nd49c0b1]
招待講演 '' 松井淑恵 先生 (筑波大学) 「演奏家と行う知覚・運動システム研究の可能性」''~

*講演要旨 [#h4d9e9b2]

楽器を演奏できるようになるにはある程度以上の練習時間が必要である。ヴァイオリニストを対象とした調査研究では、プロになるまでに必要な練習時間は約10000時間であると推定されている。
このような長期間、長時間の訓練によって、演奏家たちは精緻な運動制御を手に入れるが、変化するのは運動制御の能力だけではない。音の知覚が変化したり、音の聴取に関与する大脳皮質の範囲が変化したり、楽器音を聴取するだけで運動に関与する大脳皮質の部位が活動する。さらに、大脳皮質だけでなく脳幹レベルで音の処理が異なることを示す研究も存在する。
一方で、過度の練習によって皮質上の機能マッピングに異常が生じ運動に支障が出るジストニアという神経疾患が、他の職業に比べて演奏家で多く発症することが知られている。
このような演奏家を対象とした心理物理実験、脳機能計測実験などの先行研究は、我々の知覚・運動システムがどのように、どこまで変化するものであるのかを示唆している。演奏家を対象とした音楽演奏の研究を超えて、演奏家と行う知覚・運動システム研究の可能性を探る。
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