キックオフ講演会のご案内

本講演会は終了いたしました.学外から17名,学内から9名,計26名の参加者がございました.ありがとうございました.

スケジュール

日時  平成25年11月23日(土) 午後4:00~6:30
会場  電気通信大学西10号館2F 大会議室 (左記会場アクセスをごらんください).
参加費 無料(事前登録不要)

プログラム

16:00 代表挨拶「技能情報学研究ステーションの概要」    (電気通信大学 阪口 豊)
16:15 招待講演1「スキルサイエンスへの挑戦」   (嘉悦大学 古川康一先生)
  (5分間 休憩)
17:20 招待講演2「観客が感動するダンス・バレエの動き」    (御茶の水女子大学 水村真由美先生)
18:20 まとめと全体議論

講演要旨

「技能情報学研究ステーションの概要」 --- 技能情報学研究ステーション代表 阪口 豊

本年10月に,身体技能の遂行および習得メカニズムの理解を目的として学内・学外の研究者が連携して研究を進めるための拠点として,技能情報学研究ステーションを開設した.本講演では,このステーションの概要,設置の狙い,今後議論したい研究トピックス等について紹介する.

「スキルサイエンスへの挑戦」 --- 嘉悦大学 古川康一先生

人工知能研究は,従来,人間の知的能力の対象として,言葉・思考・学習など,いわゆる頭脳のみを働かせる領域を対象としていたが,巧妙な身体動作などの身体能力は,考察の対象から外れていた.スキルサイエンスは,その領域への挑戦である.本講演では,チェロの演奏を例にとり,巧妙な動作が様々な工夫によって獲得できることを示す.とくに,発想推論,アナロジーなどにより,巧妙な動作の手掛かりをつかむことが可能であることを実例を通して示す.

「観客が感動するダンス・バレエの動き」 --- お茶の水女子大学 水村真由美先生

ダンスは,身体そのものを表現媒体とする芸術である.舞台に立つダンサーの動きをみて観客は感動する。一方,熟練ダンサーに求められる動作技能は多様なため,競技スポーツのように動作からパフォーマンスの優劣を評価することが難しい.ダンスの中でバレエは,トウシューズでのつま先立ち、回転動作、跳躍動作など,熟練者に要求される技能をある程度特定することが可能ではあるものの,それらを解明し実際のスキル獲得に生かす作業は容易ではない。バレエの動きを対象とした研究を紹介することから,ダンスを対象とした技能情報学的研究の可能性について考えてみたい.

共催

本講演会は,電気通信大学・大学院情報システム学研究科・人間情報学講座が毎年開催しておりますISシンポジウム Perception, Action and Brain との共催です.

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