令和6年度卒業研究配属のページ
面談希望を出す前に
まずは,以下のページをみて,この研究室の指導方針や研究テーマの概要をつかんでください.
- 全般的な研究分野,問題意識
- 指導方針など
- 過去の学位論文
- 現在進行中の卒業研究テーマ
- 視覚誘導性到達運動における背景の効果(目標に対して手を伸ばすとき,背景の視覚情報は運動の正確さにどのような影響を与えるか)
- ヴァイオリンの肩あてにかかる力の解析(ヴァイオリン演奏中に楽器を支える肩にはどのような力がかかっているか)
- ピアノの打鍵タイミングが音色に与える影響(ピアノの和音を弾く際に音のタイミングを微妙にずらすと和音の音色はどのように変化するか)
- 現在進行中の大学院研究テーマ
- MEMS力センサを組み込んだヴァイオリンを用いた演奏技能の解析(ヴァイオリニストは演奏中にどのように楽器に力を及ぼしているか)
- MEMS力センサを組み込んだピアノを用いた演奏技能の解析(ピアニストは鍵盤にどのような力を加えているのか)
- ダンスと音楽の同期性(ダンサーの動きと音楽の拍がどのような関係にあるときにダンスが音楽にあっているように感じられるか)
- 武術における主観的な構えの効果(自分の身体のとらえ方を変えることでどのように技の効果が変化するか)
想定している卒業研究のテーマ
研究テーマは大きく以下の二つです.
- 身体技能の遂行や習得に関わるヒトの感覚・知覚・認知・運動メカニズム
- 上記メカニズムを踏まえた身体技能の習得支援システムの構築
- 身体技能として想定している題材は楽器演奏,ダンス,武術,職人技などの技芸で,競技スポーツは対象としていません.
- 研究では,リアリスティックな場面を対象とすることもありますが,それらを単純化・抽象化した動作や現象を対象とすることが多いです.
- 最近は楽器演奏に関わるテーマが増えていますが,当研究室のテーマは「楽器演奏技能に関わる研究」であり,「音楽や音楽情報処理の研究」ではありません.
自分自身がこれらの身体技能に秀でている必要はありませんが,少なくとも,人間の身体や脳の仕組みに興味をもっていることは必要です.自分自身がどういう仕組みで動いているか,自分はどうしてこのような知覚を得たのか/どうやって身体を動かしたのか,どうすれば自身の能力を引き出せるのかといった問題意識をもっている学生を歓迎します.
関連研究の研究会資料
上記テーマに関連する最近の日本語発表文献を以下に挙げておきます.
- 注意の働き,概念モデル
- センサ組み込みピアノ・ヴァイオリン
- 音色の知覚
- 時間知覚・生成関係
- 演奏指揮関係
- ダンス関係
面談の申しこみ
面談を希望する学生はgoogle classroom クラスコードvwv6mo5tの課題に設定してあるgoogle formを使って面談を申し込んでください.追って,面談の日時を連絡します.面談期間は11月11日から25日までを想定しています.